欠点は個性に。

2009-10-2

またまた、フィギュアネタ。
浅田真央ちゃんが大好きで、
バンクーバーの金メダルも彼女にぜひともとってほしい私ですが、
現実的に、金に一番近いのは安藤美姫ちゃんなのではと思う近頃です。
昨シーズンの世界選手権の様子と、
今シーズンのEXプログラムの「レクイエム」を見ると、
そんな気がしてなりません。
わからないけど、あくまで素人の想像だけど、
オリンピック勝者にふさわしい、静謐で強いオーラがすでにあるように感じます。
いろいろな苦悩や挫折を乗り越えて、酸いも甘いも味わいつくして、
まさに「清濁併せ飲んだ」きれいないい顔をしている。ように思う。
技術や表現の点では足りない部分がまだあるけれど、
オリンピックは、勝ちたいという強い気持ちのほかに、
自分への集中力、そしてその場の空気をすべて受け入れる心の静けさ、
覚悟みたいなものがどの大会よりも大きく関わってくると思うので。
それに彼女は、トップスケーターの中でも
誰よりもジャンプが安定していて大崩れしません。
うむむ、改めて手強い!

真央ちゃんがノーミスで滑ることができたら、
タラソワコーチが言うように真央ちゃんが金だと思います。
でも乗り越えるということに関していえば、
経験(人生も含め)や確固たる気持ちの面でも、ミキティが何枚か上なのかも。。
世間の注目が真央ちゃんに集まる中、黙々と爪をとぎ、
誰が見ても納得の演技で金をかっさらっていく。。。
のように、今現段階では予想。あくまで予想です。
ヨナちゃんは、昨シーズンがピークというか限界だったのでは。。
シーズンが始まってみないとなんともいえませぬが。

前置きが長くなりましたが(前置きだったんかい!)
安藤美姫ちゃんの強さのひとつに、
振り付けが彼女にぴったり合っていることがあると思います。
これは「レクイエム」を見て思ったこと。
本当に素晴らしいプログラムで、
スピード感やダイナミズムなど彼女のよさを十分に引き出す一方で、
欠点をちゃんとカバー。というか、欠点さえ生かしています。
以下、素人感想なのであしからず。
個人的に、美姫ちゃんは体が固い感じがして、
脚をあげればよっこらしょと言いたくなるし、
踊れば腕を棒のようにぶんぶん振り回しているようにしか見えませんでした。
前傾したスケーティング姿勢は猫背に見えてやぼったいし、
演技そのものが技と技をつなぎあわせたような印象で
もっと基本的なダンスの訓練をつんだほうがいいのでは、
なんて思っていました。(素人が、さんざんですね。ファンの方ごめんなさい)

これらは普通に滑っていると欠点なわけなのですが、
レクイエムでは違っていました。
まっすぐに伸びた腕で空気を切り裂きながら、挑むように力強く
ずんずんと進んでいく演技では、
柔らかくしなやかな動きよりもカチカチしているほうが“キレ”として映るし、
前傾姿勢のスケーティングも迫力につながる。
いい振り付けって、こういうことを言うんだなーと思いました。
長所を上手にアピールするだけでなく、欠点を個性に変えてくれる。
長所は+、欠点は-という単純な足し引きではなく、欠点さえも+。
相乗効果でより彼女らしい、彼女のスケートになる。
モロゾフコーチ、good jobです!
(ちなみにコンペプログラムではミキティは、映画「ローマ」の曲を使うよう。
オリエンタルな古代っぽい雰囲気、はまりすぎ!)

いろいろ書き連ねましたが、とにもかくにも、
真央ちゃんが見れる土曜日が楽しみで仕方ないのです!!!

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「長所を強みに、欠点は個性に」。
この考え方は何も振り付けだけでなく、例えば子供の教育や自分の仕事のやり方、
コミュニケーションや日常生活の所作みたいなものにおいても、当てはまります。
私が今、作ろうとしているコーチングプログラムにもきっと。
それをどう方法に落とし込んで、実行に結びつけるかが、
腕の見せ所というか、試行錯誤のしどころで。
というわけで、欠点を個性に変えるスキームを考えてみようと思います。
いろいろ応用できそう。

a drop of elegance

美容ライター 柏谷麻夕子のオフィシャルサイト

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