感動する準備はできていた、のに?

2009-10-4

フィギュアのジャパンオープン、
真央ちゃんの「鐘」をどきどきしながら拝見しました。

超個人的な第一印象としては、あのプログラムは「ナシ」かなと。。。
勝つプログラムとしてはあまりに挑戦しすぎではと。。。
と、最初思っていたのですが、一夜あけて冷静になって、
録画も見直したところ、「なし」というより「改良の余地ありまくり」なんだなと。
「どこがどうしてナシだと思ったんだろう?」と考えたところ、
曲です。
最初から知ってたことじゃん!とおっしゃらずに。
「鐘」という曲目自体はいいと思うんです。
「編曲と演奏」です。問題は。

以下、素人がえらそうに書いてます。
そういう感想もあるな、と何卒温かい目で。

曲と振りがずれてることがまず、
踊れていない感じ、重い感じにつながる。
でももともと乗れる曲じゃないのに、曲(演奏)自体の重さに引っ張られて、
ジャンプやらステップやらのタイミングがますますずれて悪循環。

こんな印象をなぜ生んでしまっているのか、
それは演奏がテンポが遅いからだと思います。
少なくとも、私が持っているいくつかの音源よりはビミョウに遅く感じます。
演奏もべったり系で、
普通に聴いてても(フィギュアの音楽として聴かなくても)間延び系。
(「千と千尋の神隠し」に出てくる、川の神様がきれいになる前の、
べた~べた~と進むあの姿を、つい思い浮かべてしまいましたよ)

編曲も「ええええまじですか!」でした。
中間ぐらいの“ちゃ~ら~ら~ら~ちゃ~ら~ら~ら~”と
流れるように音階下る部分から、カットするべきじゃなかった。
ここの軽やかさが、荘厳なのも軽やかなのもできる真央ちゃんの
「軽やか部門」担当なのです。
これがあるから、後半の荘厳な部分がより映える。
カットされた部分、脳内真央ちゃんはドーナツスピンか
つま先でくるくる回りながら滑る(走る?)ようなの、でした。
ターミネーターみたいな“じゃじゃん!”てな終わり方も残念。
ピアニシモで弦の音が響く中、聞こえるのは鐘とスケーティングの音だけ、、、
静かにフィニッシュ、しばらく静寂、その後割れんばかりのスタオベ。
ていう妄想を重ねていた私は「あ、あれ?」と、拍子抜け。
かくーんてな感じです。

生音源にこだわらないで、CDの音源を再編成したほうがいいかもしれません。
そしたらもっと、
真央ちゃんも滑りやすくなる(たぶん)→技が決まりやすくなる
→真央ちゃんますますのってくる→降臨!!無敵!!!
になるかと、素人ながらに思うのです。

ステップは、すごかった。
上半身もきれいで、見れば見るほど引き込まれちゃう。
(手の動きとか、もっと成熟させていってほしい!)
でもでも、素人が、猛烈贅沢な欲を申しても、、、よかですか。
すごかったけど、だからこそもう1レベル化けてほしかった。
この曲で五輪の金を狙うという無謀にも思える(わー、ごめんなさい)挑戦をするなら、
インパクトが根本的に足りないのではと(わー、非難しないでー)。
誰も太刀打ちできない、ひれ伏してしまうレベルであってほしい。
最後の少しだけでいいから、倍速の、追いつめられたように細かい、
鬼気迫るステップが見たかったのです。
ヤグディンやプルシェンコのもののような、あんなすさまじいの。
今期の曲を聴いて「あんなのが入るのかもーー!!!」と
勝手にぞくぞくしていたのでした。
腕の動きを成熟させて、首から上の動きをもっと入れるだけでも、
きっと違ってくるかと思います。

なんて、素人がほんとにもう、ぴーちくぱーちくうるさいですね。
正しいとか間違えているとかを気にせず、
思ったことをロジカルに表現する練習のつもりで書いています。
そんな作文の練習の題材にされるなんて、真央ちゃんもかわいそうかもです。
プログラムは、正直真央ちゃんにはまだ早いとも思いましたが(←まだ言ってる)、
今期だからこその神プログラムだとも思います。
なんせ、タラソワさんが勝機をもって選んだ曲&作った振り付けだし、
真央ちゃんが勝機をもって決めたもの。
見てる側にはもどかしさも多少ありますが、
彼女の努力できる力とプログラムを自分のものに昇華する力、
スケートにおける感性は天才の域。
ファンとしては、一喜一憂せず加熱しすぎず、ゆっくりした気持ちで、
今後演技が成熟していく過程を見守りたいと思います。
信じて見守る、それは私自身の課題でもあります。
まったく、子育てにも通じます。

*****
ピーチクの追加。
腕や指先まで黒く覆うコスチュームは大賛成。
きれいな動きがよく見えて、振り付けが映えます。
ヤグディン思い出す~~

a drop of elegance

美容ライター 柏谷麻夕子のオフィシャルサイト

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