猫と私と。

2009-10-10
この子はfine。 生意気で愛しい我が家のスケ番ネコです。ファイと呼ばれてます。 お姫さんが来る前までは、この子が我が家の天下でした。 あるイラストレーターさんが拾ってお世話していたのを、 縁あって譲り受けたのですが、 この子を飼うときには大きな葛藤がありました。 去勢手術と、家から出せないこと。
動物本来の営みをことごとく、人間が奪うことについて。 特に手術については、私が妊娠して以来、大きな負い目になりました。 「生き物のメスとして当然の、 子供を産むという営みを人間のエゴイズムで奪っている」ことに。 うちのスケ番は、おなかに子を宿す喜び、母になる喜びをついぞ知りません。 でも、恋はするのです。 結局、外も自由に歩くようになった彼女には、ボーイフレンドが何匹かいます。 あちら様も手術をしているので生殖活動はできませんが、 スケ番を迎えにきてくれて、空き地や駐車場でいっしょに走っている。 その姿を見るたびに、 自分はなんとも自然の摂理にそむいた、天に唾することをしているのか…と、 苦しい気持ちになります。 けれど飼う以上、手術は必須。。。 子供が生まれてしまっても責任もって飼えません。 部屋から出さないと決めていても、 ひょんなことから出てしまうときがあること、 そういうときに限って妊娠してしまうこと、重々知っていたので。 すなわち「飼う」という行為自体がエゴなわけです。 (知人の話だと、大家さんにネコ同居を認めてもらうために、 手術して爪を取ってしまった人もいるのだとか。激しく落ち込みます……) 実は今、引越し先を探しているのですが、 下北沢限定だと条件に合うところがなかなかありません。 ハードルのひとつが、ネコ。 ペット可物件でもネコはNGというケースが、かなり多いのです。 爪で家を傷めるというイメージがあるみたいで。(そんなことないのに…) 移転期日は刻々と迫るのに気に入る物件はなく、少々へこみぎみだった私は、 実家の親に、 いかんともしがたくなったらネコを預かってはくれぬかと相談を持ちかけていました。 ネコ好きの親も了承してくれていたのですが、決めました。 ほかの条件を多少妥協しても、この子だけは手放さない。 最後まで一緒に過ごします。 責任をまっとうするためにも、 ペットを飼うという人間の原罪を、これ以上重くしないためにも。 なんてことを考えて、襟を正すきっかけになったのが、この映画。 「犬と猫と人間と」は本日が公開日。

a drop of elegance

美容ライター 柏谷麻夕子のオフィシャルサイト

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