自宅出産への道。プロローグ

2人目は近所の総合病院で産もうと、なんとなく思っていたのです。
1人目は助産院で出産して、その出産体験はすごく満足できるもので、
いわゆる「昔ながらの自然なお産」は味わった感があったのと、
取材した日赤産婦人科のお医者様がすごく信頼のおけそうな方で、
なるべく妊婦の産む力を尊重するという日赤の姿勢にも共感したので。
それと、周りのママさんの中でも
普段は私以上に健康でフィジカル強いのに、出産で死ぬ思いをされた方もいて、
私って単に運がよかっただけかも……と恐れをなしたこともあります。
そんなこんなで、流産のときにもとってもお世話になったし、近いしで、
日赤医療センターの紹介状まで書いてもらって、検診予約もしていたのに。


忘れもしない、春分の次の朝。
朝ご飯を食べ終わって片付けをしているときに、ふっと
「そうだ、家で産もう」と思い立ったのです。
天啓みたいに、何かがふっとおりてきて。
そのときは、理由ははっきりわかりませんでしたが、
たぶん「日赤での出産は3人目でもできる」というのや
「家で産めたらバタバタしないでラクだな」というのや、
生来の家大好きマインドが、一瞬ばばっと結びついて、
ひらめいたと思うのです。
まさに「いつやるか? 今でしょう」的な。
うまく説明できないけれど、でもひらめいちゃったのです。


で、夫にそうっと「家で産むのってありかなあ」と尋ねてみたところ、
意外な返事が。
夫は、私が日赤を予約してきたことのほうが不思議だったらしい。
助産院でいいお産ができたから、次は自宅って言い出すだろうから、
そのつもりでいた、のだそうです。
(彼は、私が娘を産んだとき、助産師さんと一緒に一晩中お産を手伝っています)


夫の了解を取り付けて、次は助産師さん探しです。
娘をとりあげてくれた助産師Kさんは、
今はだいぶ遠い場所で助産院を開院されています。
取材でお世話になった助産師界のカリスマ、K・Sさんに聞いてみようか…
世田谷近辺の助産院でも自宅出産を扱っている場所がいくつかあるようです。
ネットでいろいろ探していくうちに、
「K助産師さん(娘を取り上げてくれた方)にお願いをして自宅出産をした」
という出産体験記を発見。
えっ! となり、勢いでKさんに電話して
自宅出産も取り扱っているか聞いてみたところ、
「ほとんど自宅出産かオープンシステム(※)中心」との答えが。
自宅出産についてお話を聞くべく、電車とバスを乗り継ぎ乗り継ぎ、
K助産師さんの待つ品川のはしっこへと行ってまいりました!

続く。



※オープンシステムとは
日赤医療センターのHPによると、
「妊婦健診は自宅や職場近くの通いやすい診療所で受診し、
出産は高度な設備を持つ日赤医療センターで行う」というもの。
出産時は、ふだん検診してくれている助産師さんも立ち会って介助します。



a drop of elegance

美容ライター 柏谷麻夕子のオフィシャルサイト

0コメント

  • 1000 / 1000