「美しい瞬間を生きる」

柔らかな声でていねいに言葉を選び、
自分を誇大せず、必要以上に謙遜もせず、
ふわりとにこやか。
誰のことも悪く言わず、起こったことを受け入れ、
自分の人生を生きている。
そう、彼女は自分の人生を自分の意思で生きている。
そんな彼女に多くの人が共感し、応援する。
彼女が目にする世界に思いを馳せる。

向田麻衣ちゃんは、そんな人。
途上国でメイクワークショップを行う「コフレ・プロジェクト」の代表で
ネパール発のワイルドクラフト&エシカルコスメ「ラリトプール」
立ち上げた社会起業家、というと何やら「お、おお〜」という感じだけれど、
おしゃれでかわいらしい大切な友人。
彼女が初めての著書を出しました。


「“美しい瞬間”を生きる」

(ディスカバー21)

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途上国での活動を追った
ビジネス系の内容かと思いきや、
雰囲気のある表紙からもわかるように
エッセイです。[/caption]


私は、彼女が何気なく話す、ふとしたときに紡ぐ言葉がとても好きで。
心の深いところにすうっと入ってくる、静かで素直な言葉は、
なんだか圧倒的な握力をもっていて、実は手帳に書き写していたことも。

エッセイの中にある、
美しいものに触れるということ。
舞台に立って踊るということ、体で表現するということ。
「目の前のたったひとりの人に、ひとつのことを伝えるために
人生のすべてを使っても構わないのではないか」ということ。
読み進めるほどに、大切にしたいものがひとつひとつ
浮き掘りになってきます。


決して「教える」なんてスタンスではなく、
彼女が感じるまま、彼女のまま、ヌーディでピュア。
その柔らかな感性とシンプルなことばに、とてつもなく揺さぶられる。
勇気さえわいてきます。
それほどの力が宿るのは、彼女が机上の人ではなく、行動の人で、
頭ではなく体と心と経験を吹き抜けてきた言葉だからだろうな。
物書きとして嫉妬を憶えてもいいところだけれど、
彼女と彼女のことばへの感情は小気味いいほど「いいね!」なのです。



さて、彼女と話しているとよく、
子育てについて考えます。
この本もやっぱり、子育てと重ねて読んでいます。
娘にも、彼女みたいに伸びやかに軽やかに世界を駆け、
ユニークで愛される人になってほしい、という親心もあり。。
けっきょく、干渉は最小限にがまんし(!)、娘を信じることができるかどうか。
(口を出さないって本当に難しい)
娘が感じたこと、大切にしたいことを、いっしょに大切にしてあげられるか。
そして母親である私が自分自身の人生を生きているか。
これにつきると改めて思ったのです。

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出版記念パーティにて麻衣ちゃん(右)と♡[/caption]


自分の人生ってなんだろう??
不惑のアラフォーにさしかかっても未だによくわかりません(汗)
(というかここへきて迷っている!←おいッ)
でも、身近な大切な人を大切にしよう。
大切な人の前で笑顔でいよう。
多くの人に認められる立派な何者かじゃなくてもいいじゃない。
家族、そして自分にとっての美しい瞬間を
だいじにしていこう。
その連続がきっと、自分の人生を生きることかもしれない。
意外と、シンプルなのかもしれません。
生きてみないとわからないけれど。





















a drop of elegance

美容ライター 柏谷麻夕子のオフィシャルサイト

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